オン ザ ソファ

一人きりで暮らしているから、どうでもいいことを聞いてほしい

セクハラに勝てない

 辛ぇ!!!!!!!!!!!!!

 

 

 

 「かれぇ」じゃない、「つれぇ」と言ったのだ。会社に行くのが辛いのだ。

 

 今朝、会社を仮病で休んだ。時勢的に微熱とかは使えないので、理由は適当に他のを見繕った。

 前の夜は22時に布団に入ったし、風呂も、着替えの準備も、鞄の準備も済んでいた。朝にはちゃんといつもの時間に起きた。それでも、会社に行けなかった。行きたくなかったのだ。上司に会うのが嫌だからだ。

 

 元々パワハラ気味かつ過干渉で、わけの分からんイチャモンや業務に関係ない質問をされることが多かったし、業務に関係ない質問に対する私の返答に、わけの分からんイチャモンをつけられることもよくあった。けどまぁ、それくらいなら流せた。

 

 でも、5月の末くらいから、そこにセクハラまで加わってしまったのである。

 彼は周囲の人が見ていない隙を狙って、私の死角から、私の手や肘や肩に触れてくる。せめて正面から来れば避けたりもできるのだが、手の放せない作業をしている私の斜め後ろとかから来ることがほとんどなので、回避が非常に難しいのだ。やっていることがほぼ痴漢である。

 あと、猥語を投げかけられるなどの明らかに性的な被害はないのだが、デスク作業をしているときに後ろにじーっと立たれたり、たまに手製の計算プリント(わざわざワードに手打ちで作っている)を手渡してきて、「満点になったらアイスをあげるね」と言ってきたりする。

 

 …………どういった性癖!?

 

 デスク作業中に後ろに立たれるみたいなのは、わりとセクハラあるあるらしく検索すると対処法なども出てくるのだが、手製の計算プリントを渡してくるのはマジで意味が分からない。キモいだけではなく面倒くさい。面倒くさいのだ……。

 

 私ももう、カネコと間違えられて泣いていたあの頃(前記事参照)よりは大分強くなったので、上司からセクハラされる度に「触らないでください」「気になるんで立ち止まらないでください」「意味ないんでやりたくないです」と、相当ハッキリ意思表示しているはずなのだが、やっぱりその程度で話をすんなり聞いてくれる人はそもそもセクハラをしない人であり、あの上司は半笑いでどっかに行くか、逆ギレをしてくるかのどちらかである。

 一応2, 3週間前、セクハラが始まってすぐの頃に、一度上司のさらに上司に相談を入れたのだが、コロナのゴタゴタで流されたのかそもそもやる気がないのか、何らかの対応があった気配はない。

 

 

 

 あーぁ、なんでこうなってしまうのか。

 もう、虚しくなっちゃうな。こういうのって、失うものが多いのは大抵セクハラ『された方』だしさ。

 そりゃ配属されて3ヶ月の経験も少ない派遣女性と、社歴の長い男性管理職なら、会社が取っておきたいのは確実に後者だろう。だから異動があるとしたら十中八九私の方だ。それが一番丸く収まる解決方法だ。それくらいのことは私にも分かる。

 でもそもそも、上司がセクハラなんてしなければ、丸く収まるどころか散らかりすらしていなかったはずなのだ。
 職場にいる他人の体に触ったり、過度に干渉したりという、『普通の人ならしない』ことを、ただしないでいてくれるだけで、平和なままでいられたはずなのだ。
 それなのに、なんでずっと嫌な思いをさせられていた私の方が、最後に片を付ける役目をしなければならないのか。納得がいかない。悔しくて、やるせなくて仕方がない。

 

 でも、私は上司にめちゃめちゃに復讐をしてやりたいわけでもないのだ。もうそんな元気も残っていない。ただ、突然体を触られる嫌悪感とか、背後からジッと監視される不快感とか、そういうのを感じないで、普通に仕事がしたい。たったそれだけのことが、どう頑張っても叶わない。理不尽に勝てない。セクハラに勝てない。

 

 

 

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